ピアノクリーナーの上手なかけ方





黒塗り、木目の艶だしピアノ編














◆用意するもの



1.要らなくなったタオル地の手拭いや、キッチンペーパー、おしぼりを数枚。



2.台所用中性洗剤



3.自動車用などの細目コンパウンド (研磨剤) ピカールでも可



4.ピアノ専用艶出しクリーナー (ピアノワックス)



◆ピアノ塗装面のヨゴレを取ります



ひどい油汚れやタバコのヤニなどは、水又はぬるま湯で固く絞ったタオルに台所の中性洗剤をたっぷり含ませ、塗装面の汚れを丁寧
に落としておきます。



2〜3度繰り返し、途中で泡や汚れはキッチンペーパー等で拭き取ります。



洗剤の泡やヨゴレをよくすすぎ洗いしたタオルで仕上げておく。



※ご注意 昭和41年以降のヤマハピアノや同年以降のカワイピアノなどの「合成樹脂塗料」ポリウレタンやポリエステル塗料は問題あり
ませんが、昔のラッカー塗装やカシュー塗りピアノ塗装には不向きです。



■蝶番やペダルなどの金属部分は目の細かいペーパーとコンパウンドで仕上げておく。



◆クリーナーを掛けます



1.クリーナーを蓋の上「塗装面」に多めにスプレーするか直接垂らし、1枚目の固く絞った綺麗なタオルで丁寧に拭き延ばします。



蓋全体に広く塗り延ばすのがコツですから、クリーナーはあまり少量ではよくありません。



次に2枚目の乾いたタオル布でよく拭いて仕上げて下さい。



2.上の作業順で屋根、上前バネル、下前バネル、親板(側板)などの塗装面を順次仕上げて下さい。



※ まだ油汚れが残り、塗装表面が白くムラになるときには最初からの手順を繰り返します。



※ たて板の部分にはクリーナーを塗面に垂らすことが出来ませんので、スプレー容器に移し換えるか、クリーナーを水又はぬるま湯で
絞ったタオル布に直接つけます。



■塗膜の小さなスリキズ取りと、錆びた鍵穴や銘板(ネームプレート)を光らせます



塗面の小さなスリキズ、浅い引っかきキズは、細目コンパウンドをタオルに歯磨き程度の量を取り研磨しますとキズが消えます。



細目コンパウンドは自動車塗装専用の物でも、DIYホームセンターで扱っている一般の物でもかまいません。



鍵穴やネームプレート(YAMAHAやKAWAIなどの銘板)、錆びたペダルなども同様の方法で磨きますと光沢が



蘇えります。



◆その他、ご使用のクリーナーに記載のご使用方法や、ご使用上のご注意に従って下さい。



◆ワックス掛けの後に、軽く付着した指紋やヨゴレを取り除く場合には、通常の柔らかい専用クロス、又は



市販のネル布をご使用ください。







ご不明の点は、お気軽に当事務所にお問い合わせ下さい。










堀之内ピアノ調律事務所

コンサルタントピアノ調律師 堀之内滋樹

〒273-0866 千葉県船橋市夏見台2-1-19-305

TEL・FAX 047-438-0733

 090-8491-3253